みなさん、こんにちは。
高段位受験者には七月始めに試験問題が届きました。
理論試験と実技課題のいわば二科目です。
市販の中国書道史など書籍や、日本習字教育財団販売の資料を調べると、ほぼ40分で解答できるレベルです。
【理論試験について】
六段、七段の草書の読み問題は、わかる文字を頼りにします。杜甫や李白などの漢詩引用なら、何となく覚えがあるかと思います。数文字が確実にわかれば、Webでの漢詩検索も可能です。
八段試験問題では、観峰宗師自詠あるいはマイナーな漢詩なので、わからない字を文脈から類推します。次に五体字典でこれかと思う字の草書体を確認すれば解けます。
さて、実技課題。私はどこまで仕上がっているかと申しますと、
大字仮名 「むぎわら」
四字楷書課題 「百花乱舞」
この二枚を昨日の日曜日に書いただけであと10課題残っています。f^_^;)
八段位課題はさすがに前年のお手本がすべてではありません。
臨書6字
草書5字
半切(楷・行)
これらは、過去のお手本や辞林から集字するとか、身についた観峰流の字形で書くこととなります。つまり、倣書です。
お手本がないぶん、自由に創作をする感覚で取り組めば苦ではないと気楽にしております。
半日以上の時間と場所を確保して、友人とともに書いていたのですが、客観視して批正してくれるのはありがたいことでした。
さあ来週、29日(日)、
ラストスパートです。
◆ 写真は0722(日)の成果です^^;
作品は水平ではないため、ひずんでいます。来週、書き直しの余裕がなければ、妥協して以下を提出します。